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日蓮聖人ゆかりの名刹である妙顕寺は、長誓山安立院と号し、日蓮宗身延山久遠寺の末で、江戸時代には寺領十八石の御朱印を下付されていました。日蓮上人が佐渡へ流刑になる途次、武州新倉(和光市)の辺りを通るとき、新倉の領主隅田五郎時光が難産に苦しむ妻のために、日蓮上人に安産の護符を乞いました。そのかいあって一子徳丸を無事に得たため、日蓮に帰依して一寺を起立し、日蓮上人の高弟日向上人を招請して弘安四年(1281)に開山したのが始まりと伝えます。本尊は、日蓮上人自筆の題目曼荼羅で、「子安曼茶羅(弘安二年銘)」「建治大本尊(建治元年銘)」などとよばれるものがあります。そのほか寺宝として、日向上人が日蓮上人の法話を筆録したと伝える「日向記」などがあり、日蓮上人の墨跡とともに埼玉県指定文化財となっています。本堂には、縁起由緒や子供の遊ぶ様子などを色彩豊かに描いた多くの大絵馬が奉納されています。(市指定文化財)また、本堂の脇には、縁起に題材を得たレリーフのある供養塔(明治十三年銘)などがあります。 |




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